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タイミングブックレット

FISが発行している手引書:タイミングブックレットが更新になっています。
当サイトからもfileダウンロードしていただけますが2006年版のため、FISサイトの最新版の理解のための参考にしてください。

2006年版

主な変更点(2006年版への言及ですが参考として残してあります)

  • フィニッシュラインセットアップ(P4)
    設置時の雪面はフォトビームの軌跡に対して、平行であることが求められます
    フィニッシュライン中央部があまりにヒケていたり、盛り上がっていると選手通過時の反応位置が都度変化しすぎるためです。
  • ICR611.3.5(P14)
    タイミングシステムにおけるタイムドメイン(計時に使用する時刻データ)の定義。
    国内ではあまり例を聞きませんが、海外ではリザルトPC内の時計を使って計時を行っていたことがあるようです。
    精度に問題がありますので、タイムデータは公認タイマーから出力されたもののみと定義されたと思われます。
  • 中間タイム計時の光電管(P17)
    中間タイム用の光電管杭は蝶番式で可倒式にすること。
    安全確保要求です。
  • タイミングレポートの更新
    FISレース以上では、TDレポートと同梱する必要のあるレポート書式が変更されています。

タイミングレポート作成ソフトウェアについて

FISサイトのタイミングページにてタイミングレポート作成ソフトウェアが公開されています。
このソフトウェアを使用して作成したXMLファイルを送付することでFISへの結果送信の簡略化と迅速化が行えますのでFISレースを開催する団体は操作が出来るよう習熟されることをお薦めします。

メイン・バックアップシステムの独立

FIS/SAJ様式大会において、メインとバックアップは電気的に独立している事が求められます。
会場での配線の利便性からコネクションボックスを使用する場合には、内部で共用してしまわないように注意してください。
回線をグランドから浮かせた場合、放送信号の回り込みなどにより、メイン・バックアップ系それぞれの電位が異なってしまう場合があります。
この状態で機器同士の接触があると、誤動作を引き起こす事がありますので注意が必要です。
(スタートコール信号(10秒前にプッとインカムに聞こえる)が出るのと同時にスタート信号が入る現象として現れることがあります。)
一部のキャノン(XLR)コネクタ使用のケーブルで、シェルと内部の信号線(主にグランド)がジャンパ線で導通結線されている場合があります。
意外な盲点で独立性が損なわれることがありますので、注意が必要です。

CTシリーズ

SEIKO製のCT-300/400を運用する場合、製品の企画設計はFIS/SAJタイミングルールの変更前(特に電気的独立の項目)に行われているため、運用面でルール変更に合致するようにカバーすべき部分があります。
肝となるのがスタートオペ/フィニッシュ通告のインカムの扱いです。
スタート側で、1つのインカムから2つのスタートユニットに分配配線を行うと、インカムを通じて電気的にメイン・バックアップが接続されてしまう場合があります。
よってメインのスタートユニットにのみインカムを接続し、メインのCT-300/400のインカム接続口で分配を行うようにします。フィニッシュ通告に関しても同じです。

配線概略図(クリックで拡大)
TimerConnect.gif
・青線のメインと、赤線のバックアップは電気的に独立します。(スタートゲート内の接点は独立しているため)
・バックアップ側はゲートから直接入っているため、ゲートスイッチのチャタリングにより1スタートで複数の信号が発生することがあります。
これを防止するために、別途スタートユニットを,△琉銘屬冒淨します。
△琉銘屬冒淨するためにはケーブルの自作が必要になります。

メイン・バックアップの誤差補正

電気計時システムで生じる誤差は主に下のような要因があります。

  1. 計時機材固有の源発振幅誤差
    オフシーズンにメインテナンス等で基準値に調整します
    また、レース開始1時間以内にタイマー同期を取ります
    なお、天候等によるレーススケジュール遅延による場合には例外とします(再同期手順により、ヒューマンエラーが生じる恐れのほうが大きくなるため)
  2. 計時機材の環境温度差
    レース前の電源投入時間(タイマー同期を取る30分以上前に電源投入)を守り、ウォームアップにて均一化を図ります
  3. スタートゲートの接点精度
    オフシーズンにメインテナンス等で基準値に調整します
  4. 回線長
  5. フィニッシュゲートの受光位置
  6. フィニッシュ通過時の競技者の姿勢

このうち、設置時に特に大きく影響するのが5.のフィニッシュゲートの受光位置です。
フィニッシュゲートは雪面に対し垂直に設置すると、自重で杭を押してしまうことになり、天候によって融雪があれば受光不良を引き起こします。
そのため、杭は鉛直(重力に対して垂直)に打ち込む必要があります。
しかし、この場合雪面を滑走してくる競技者の体に対し、上に設置された光電管の方がより、コース長が短い方向に設置されることとなります。

このような要因のため、メイン・バックアップ両系が常に一致するケースは、理論的にも少ないことがわかります。
オペレーションを担当する者は両者を『一致』させることよりも、両者の差が『一定』になるように注意を払うべきです。

そして、万一メイン系での計測が不可能で、バックアップの計時結果を使用する場合には、ルールブックに従い前後の誤差傾向を補正値として算出し、バックアップ系の結果を補正した上で用いる事が重要です。

CT-300のFISホモロゲーションについて

2011/2012シーズン(2011年1月現在:来季となります)より、CT-300についてFISホモロゲーション継続申請を行わない意向であるとの報告を受けております。
両機種とも製造終了より相当期間が経過しつつあり、補修部品在庫の払底、修理調整対応も該当箇所によって不能になりつつあります。
これにより、11/12シーズンからFISレースに当該機種を使用することは出来なくなります。
SAJ格式レースについては、SAJ公認機器としての扱いが判明次第追記いたします。
なお、一部で同じく申請を行わなくなるCT-916も使用不可になるのではないかとの懸念の声を聞きます。
アルペン種目でCT-916を使用する場合、ハンドタイマー(手動計時)として使うことが多いと思いますが、元々FISタイミングブックレットではハンドタイマーについてはホモロゲーション制を採っておらず、CT-916のFISホモロゲーションが消滅しても使用は可能です。
CT-916をタイミングソースとして自動電気計時に使用する特定のシステムがありますが、その用途では使用ができなくなります。

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